内視鏡検査
内視鏡検査とは胃や大腸など消化管の内側を胃カメラや大腸カメラで観察し、異常が無いかを調べる検査です。
胃カメラ検査
胃がんの早期発見・治療につながり、同時に食道や十二指腸の状態も見ることが可能です。
50歳以上の方は2~3年に1度の胃カメラ検査が推奨されています。過去にピロリ菌に感染もしくは除菌した方、胃炎や胃潰瘍などを指摘された方は、年に1度の定期的な検査をおすすめしております。
また、胸やけや胃痛、腹部膨満感などのある方も検査をおすすめします。
気になる症状がございましたら医師へご相談ください。
大腸カメラ検査
食事の欧米化に伴い、大腸がんは近年女性がかかるがんの第一位となっています。
検査時に大腸ポリープの切除や病変の組織検査を行うこともできます。
大腸ポリープは数年でがん化するものが多く、早期に切除する必要があります。
また、一度切除しても再発する方が多くみられます。
その場合は数か月もしくは数年ごとの再検査をおすすめします。
当院では胃カメラ・大腸カメラともに径の細い最新の内視鏡システムを導入しております。
画像が鮮明になり、粘膜をさらに詳しく観察できるようになりました。
また、カメラの洗浄は内視鏡ガイドラインに準じ1回ごとに洗浄・消毒し、安全に検査を受けていただけるよう徹底しております。
内視鏡検査をご希望の方へ
医師の診察を受けた後に予約を入れ、後日検査を受けていただきます。
また、健診にて胃カメラ検査をご希望の方はお電話等で予約をお願いします。
なお大腸カメラの健診は行っておりません。ご了承ください。
抗血栓薬を処方されている方はお薬の調整が必要です。
お薬手帳など服用内容がわかるものをご持参ください。
検査スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
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胃カメラ | 午前 | ○ | ○ | ○ (1・3週) |
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大腸カメラ | 午後 | ○ |
胃カメラ・大腸カメラともに緊急時を除き完全予約制です。
鎮静剤の利用をご希望の方は木曜日のみ対応しております。
内視鏡検査担当看護師より
看護職員の声掛けや介助で不安を軽減し、安心して検査を受けていただけるよう努力しております。
検査についてわからないことや不安に思うことがございましたらお気軽におたずねください。
一般レントゲン撮影
主に胸・腹の病気、骨や関節の状態を撮影します。
当院では、特に多く撮影されている胸部レントゲン写真の病変見逃しを減らすため
『読影支援ソフト』を導入しています。
鎖骨・肋骨を消すことで骨の後ろに隠れている腫瘍を浮き彫りにし、病変を見つけやすくなります。
また、過去の画像を重ね合わせて新たに出来た病変を色分けし、
医師が読影しやすくなる処理も行っています。
X線透視撮影(胃の検査時間:約10分)
主にバリウムを飲んで食道・胃などの観察、骨折の整復、嚥下(誤嚥)検査などをおこないます。
CT検査(検査時間:約3分)
X線を使って体内の断層像を撮影してコンピューターで解析処理をして画像化(輪切り画像)します。
短時間で広範囲の撮影が可能で3D処理により体内の様子が詳しくわかります。また、造影剤を用いることにより全身の血管の状態・腫瘍の鑑別等の診断が可能になります。
2023年12月に移転した新病院にて最新の80列CTを導入しました。(キヤノン Aquilion Serve)
超音波検査(検査時間:15~30分)
音(超音波)を身体の内部に入れ、跳ね返ってきた音を拾うことで画像にしています。そのため、被ばくしないで臓器を診ることができます。
検査対象は腹部の臓器(腸管は除く)、心臓、血管(頸動脈・下肢静脈など)、甲状腺などです。
骨密度検査(検査時間:2分)
少ない放射線を使って骨を透過するのを観察し、骨の密度を測定します。