リハビリテーション課
スタッフ人数(2024.02)
理学療法士 | 4名 |
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作業療法士 | 4名 |
言語聴覚士 | 3名 |
歯科衛生士 | 1名 |
1日のスケジュール
1回20~60分のリハビリテーションを1日1~2回行います。
必要以上に安静にするのではなく、積極的に動いて体力や認知機能の低下を防ぎ、
入院前と同様の生活が送れるよう身体機能の回復を図ります。
特色・特徴
- 当院は一般病床と地域包括ケアで構成されており、呼吸器疾患、運動器疾患、廃用症候群、脳血管疾患など
様々な疾患を対象にリハビリテーションを行っています。 - 理学療法では個別での運動療法以外に週に1回、6名程度の少人数で約40分間機能向上トレーニングの機会を設けています。
- 作業療法では個別での作業療法に留まらず、デイルーム掲示用の壁紙作りなどの作業活動や音楽療法、園芸療法を取り入れることで離床機会を増やすと共に生活の質向上に重点を置いて取り組んでいます。
- 言語聴覚士は嚥下機能評価や口腔ケアを中心に関わり、「最後まで口から食べたい」という思いに応えるよう、VF・VEなど必要な検査体制も整えています。
検査について
嚥下造影検査(swallowing videofluorography:VF)
バリウムなどの造影剤を含んだ模擬食品をX線透視下に嚥下させ、透視像をビデオやDVDに記録し、嚥下運動や適切な食形態を評価、診断する検査です。
誤嚥があるかどうかのチェックや、口腔・咽頭・食道の動き観察等に有用であり、最も情報量の多い検査です。機能や形態の異常をみるだけでなく、安全に食べるための条件(摂食時の体位、食物形態など)を見つけることができ、治療方針の決定に役立ちます。
嚥下内視鏡検査(swallowing videoendoscopy:VE)
嚥下内視鏡検査は、内視鏡(ファイバースコープまたは電子内視鏡)を用いて実施する嚥下機能検査です。
必要器材を携行すれば、ベッドサイドや在宅診療でも実施でき、また、検査所見を録画することで、詳細な所見の把握や見直しにも役立ちます。吸引チャンネルを有する処置用の内視鏡を用いれば、下咽頭に貯留した唾液の吸引や誤嚥した食塊の吸引が可能となり、検査の安全性も高まります。